当院は身体拘束回避率100%です。離床ケアにも力を入れて取り組んでいます。このことで、患者さまの潜在能力が引き出され、「その人らしく、より良く生きる」ことへの一助となっていると実感しています。
当院で働く看護職・介護職は、新卒の10代から熟練の70代までと、幅広いのが特徴です。職種や経験、世代も違いますが、「共に働く仲間」として尊重し、チームワーク良く、患者さま中心のケアを提供することを目指しています。
一日も早い社会復帰・家庭復帰・長期療養生活での高いQOL(生活の質)を維持向上していくためには、心身両面からのリハビリテーションが欠かせません。
初富保健病院では回復期、慢性期を問わず理学療法、作業療法、言語聴覚療法、音楽療法などのリハビリテーションを行っています。
画像連携センター『こころ』ではレントゲン撮影やCT、MRI等の検査をしています。待ち時間から撮影までリラックスできる環境づくりを心がけております。
また、地域のクリニックと連携。MRIなど高精度な画像診断が必要となった際は、当院で検査を受けていただき、画像及び読影結果をかかりつけのクリニックさまに提供いたします。
栄養科では、患者さまの疾患に合わせ、リハビリテーションの効果を最大限にできるように食事の量や栄養のバランスを整える他、食事場面を観察し、ご本人の機能や状態に適した食事内容や形態を把握し、チームで状況を共有して食事の提供を行っています。
薬剤科では、処方箋による調剤、服薬指導、院内への情報提供など、院内の薬全般に関わる業務を行っています。ご持参された薬の鑑別、処方された薬の量や飲み方の確認にとどまらず、アレルギー・薬同士の飲み合わせによる相乗効果、同効薬の重複如何などの確認を行い、最適な薬剤や剤形、適切な用法、用量を医師へ提案します。
地域医療連携室では相談員(医療ソーシャルワーカー)が、ご入院に伴って生じる社会的、経済的、心理的問題に関するご相談をお受けしています。