明治新政府によって「初めて」開拓が行われた土地、それが「初富」です。この「初富」の地に、当院「初富保健病院」が開設されたのは、昭和58年(1983年)でした。以後35年間、高齢者専門病院として「高齢者のリハビリテーション、拘束ゼロへの取り組み」など、数々の成果を挙げてまいりました。
現在、日本は超高齢社会となり、「認知症患者の増加・高齢者の看取り場所不足」など、いろいろな問題が発生しております。
今後とも初富保健病院は、より良く生きることを最大のテーマとして、高齢者の問題に真摯に取り組んでまいります。
医療依存度の高い方へ医療・看護を提供する医療療養病棟、介護の必要な方の介護・生活を提供する介護医療院、そして、現在、在宅で療養されている方をサポートさせていただく地域包括ケア病棟を準備中です。また、リハビリテーションが必要な方、摂食嚥下療法が必要な方に対する取り組み、認知症の方には拘束しない取り組みなど、初富保健病院の全職員は、患者・家族の皆さまの「とまどい・悲しみ・つらさ」を受け止め、「一つ一つの復活」のお手伝いをさせていただいております。そして、皆さまのお気持ちが「穏やか」になるように、皆さまのお顔に「ほほ笑み」がうかぶように、私たちは「高齢者医療のプロ」として働かせていただきます。「皆さまの笑顔」それが「私たちの喜び」です。
院長 唐澤 秀治